お仕事を依頼してくださる方へ向けて、ご依頼〜完成までの流れを記載します。
東京の神保町にある文房堂(ぶんぽうどう)さんにご依頼いただいた、イベントのメインビジュアルのご依頼から完成までを簡単に書いていきます。
①ご依頼
私はメールで受け付けています。その際、profileにも記載している
・ご依頼内容の詳細・スケジュール・イラスト製作費のご予算・実績公開の可否・著作権譲渡の有無
・競合他社のバッティング制限の有無を明記してもらいます。初手のメールで上記を書いてもらえればお受けできるかの判断が出来ます。
お受けできますとお返事した後、先方様からイラストの詳細イメージを頂戴しました。一部を抜粋すると、
・明るい女性を描くこと ・楽しく文具、画材を眺めているもしくは楽しかった感じ
他にも詳しい場面を考えて案出ししてくださいました。とても丁寧なメールでありがたいです。また、私の過去のイラストを引用してこんな雰囲気を希望していますと教えてくれ、イメージが掴みやすいので大変助かりました。
②ラフ制作
スケジュールを元にラフ制作へ入ります。私は大体ラフ制作に1週間、その後フィードバックをいただいて1週間で完成させます。(他のお仕事との兼ね合いもあるのでスケジュールには余裕を持ってご依頼ください。)
今回描いたラフはこちら
((※時間に余裕のある時はしっかり描き込んだラフをご提出します。ただ、案件が重なり慌ただしい時期はもっとざっくりとしたラフをご提出することもありますので、ご了承いただけますと幸いです。))

参考にイベント情報を入れてみたものもお送りしました。
文字入れの位置はここかな〜という感じです。

今回のイベントが文具や画材メインのため、モチーフをたくさん描きたい!と思いとにかく資料を集めます。
ガラスペンがモチーフとしてとても素敵だったので、それを眺める女の子を描きました。机の上に買ってきたとわかるように紙袋と文具や画材を並べ、それらが好きな女の子とわかるよう棚や壁にもたくさん集めてきたであろうマステや筆などを描いています。全体に明るい雰囲気になるよう色は黄色をメイン、サブに緑、差し色に赤を用いています。

一番目が行きやすい人物→差し色の赤があり、光が当たっている紙袋周辺の文具→壁のモチーフと視線が流れるようにしました。明暗にも気をつけたので見やすくなっているんじゃないかなと思います。



③清書提出
ラフを提出後、修正なしでOKをいただいたので清書に取り掛かります。1週間程度です。ラフを考える方が時間がかかるので、清書はラフほど大変ではありません。念のため1週間いただいてますが、それは描き終えた後少し時間を置くともう少し色を変えた方が良さそうとか、ここをこうした方が見栄えが良くなりそうだなとか発見があるからです。
そして完成したものがこちら
文字入れしていただいたものがこちら
題字が見やすいよう、下に来る線画は薄くしてあります。こうして完成しました!
大まかな流れは大体こんな感じです。参考になりましたら。
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